「人面屋敷の惨劇」 石持浅海 C-

人面屋敷の惨劇 (講談社ノベルス)

人面屋敷の惨劇 (講談社ノベルス)

読後感悪。館ものじゃないじゃん!

ということで、冒頭の綾辻先生へのことばで無下な期待をしてしまいましたよ。
屋敷である必然性がないよ!人面屋敷って響きも変だよ!!とか憤る。
そしてこどもがいると最後の種明かしはものすごく気持ち悪い。「グロ注意」と描いて袋とじにしていただきたかったものであります。ぶつぶつ。

挟まってるお話も意味不明だし、最後の終わり方も謎だし。
しかし文章の温度といい、変態っぷり溢れた人間がいるところといい、
失禁ネタがなぜか入ってくることといい、無機質な美少女が出てくるところといい、
ああ石持浅海だ・・・って感じでもあるのでした。