「出口のない部屋」 岸田るり子 B-

”私に差し出されたのは「出口のない部屋」という題名の原稿。それは、1つの部屋に閉じ込められた2人の女と1人の男の物語だった。いったいこの3人の接点は何なのか・・”

中盤ぐらいまではぐいぐい読みました。で、最後のほうで「えええ〜?」と思いました。着地点が・・・。読み口はなんとなく石持浅海を思い出させる感じ。「このひとはこのひとでこのひとが・・」とか考えてる間は面白かったんだけど、その先にもうひとひねり欲しかったかなあ。

でも、このひとの作品はほかにも読んでみたいなと思わされるものでした。