「玻璃ノ薔薇」

推理アドベンチャーゲーム。3Dポリゴン。なんだか主人公がサイコメトラーエイジっぽい。というかそれを想像して作っている?主役のモーションキャプチャーしてるのはTOKIO松岡くん。
昭和の未解決事件を調べていた記者が、その現場の洋館を訪れたらいきなりタイムスリップ。実際の事件の時空に跳んでいってしまう。突然身についた「相手の心を読める」力を駆使しつつ、事件の犯人を追う。

攻略に2年近く使ってしまった……雰囲気が嫌いではないのだけれど、微妙に飽きたり、次に何していいかわからなくなることが多くて。声も良いし、音楽も悪くないし(でもずーーーーーっと聞いてるとさすがに後半は飽きた)、何より館が素敵。ただ、フィールドがずーっとやるには狭いし、時々「ものを探す」必要があるんだけどそれが全然画面に見えない。(あれには何の意味が!ファミコン思い出したよ!)
でもやり続けたのは、出てくる人たちの雰囲気が嫌いじゃなかったからと、とにかく館が美しかったから。伊原刑事とか片桐さんとか虚彦さんとか偉哉くんとか。みんななんとなく許可なくモデルにしている俳優さんたちがいそうなたたずまいで(虚彦はどーみても及川ミッチーだと思うぞ)良かったなー。女性キャラはなんかいまひとつですが、ナオミさんは素敵でした。ナオミ→尚美、って、お世話になってた攻略サイトさんを見てから気づいたよ。

で、終ったあとの感想としては、ただただ。
そんなオチかいー!という。
味わいも余韻も何もない。それでおしまいかよー!と叫びたくなりました。かるーくマルチエンディングなんですが、もう全制覇しなくていいや。
最後の犠牲者に全然感情移入できないし。
なんというか、もっと推理もの!っていう感じかと思いきや、猟奇で耽美で幻想だったの?というのに、後半まで気づかせてくれないのが、ちょっともったいないなあ。