この世の外へ〜クラブ進駐軍」 C


とにかく面子が好きなお兄さんばっかりだったから、無碍に期待しすぎたかも。「顔」をとった人とは思えない甘い映画。なんていうか、甘い。楽器演奏を無理に本人達にさせたのも、逆効果だった気がします。ラストのビックバンドを見せたいなら、余計に逆効果なのでは。一番心に残ったのが、米軍兵を相手にしているお姐さん二人。仕事を終えて、すぱーっと煙草をすって。店どこにしようか?銀座?あたしたちも次の幕を開けるのよ。そうね。っていう会話。あの一瞬にほかのすべてがまける気がします。