「もうおうちへかえりましょう」 穂村弘 A

今すんでる町では発見できず都心にて捕獲。
「世界音痴」二冊目、みたいな一冊。かなりごく最近に書いた文章まで掲載されてて驚いた。

すごく心ふるわせられた吉野朔実「恋愛的瞬間」のあとがきが掲載されててうれしいようなちょっと悔しいような。あのあとがきは秀逸だよなーと思います。あと、本の雑誌にのってた、高野文子に関する文章も好きだなー。
「恋愛的〜」初めて読んでたときは穂村氏のことを知らなかったから、ぜんぜん思わなかったけど。このひとって、ハルタなわけなんだよね。ハルタがずっと「出会った瞬間〜」をやりつづけると青春ゾンビになるわけなのか。


笛を貰った遊馬からのハルタへのプレゼントは「恋愛的瞬間」だとは思えず、
「いつかきっとひどいめにあう」と司に思った時の撫子には「恋愛的瞬間」があったと思うのであります。