「river」 C


うーん、後味が良くない〜。
「どーでしょー」チームのお兄さんがたが作った映画。ロッカーズとどっちみにいくかまよって、結局ロッカーズ見てよかったなー……なんて。(同じ池袋で上映していたもので)
なんとなーく想像どおりの映画でした。
別に「どーでしょー」のノリを求めてみたつもりではないのですが。

以下ネタバレ感想。

映画「っぽい」映画。なんというか、綺麗な色合いやシチュエーションは感じるんだけれど、それだけ、にしてはあまり「強くなく」て、物足りなく感じてしまう。余計なものが多く挿入されているような印象がある。
なんか「作り手側が、浸ってる?」って思わされちゃうと、醒めてしまうから。
あと、子供時代と大人時代のキャラクターがリンクしなくて困った。さらにいうなら、大人時代の彼らの名前が覚えられなかった。(私の記憶力のせいかもしれないけれど。)誰がどれなんだー。靴を拭く仕草、とめがね、しか特徴が無いから。そっくりでないなら「記号」をつけないとわからないと思います。

だいたい、この映画のテーマというのは「誰も救えなかった」ということなんだろうか。だとしたらそれで109分視聴者を釘付けておくのは、あまりに罪作りな気がする。確かに発端の過去の場面の繰り返し「銃で狙われる」が最後に再構築されるのは面白いなと思うけど、それだけでは辛い。
「だれもすくえなかった」から「どうする」んだよー?
と、聞きたかった作品。でした。

視聴者サービスのような「三人出陣、朝準備の図」は結構好きでした。