「田舎の刑事の趣味とお仕事」 滝田務雄 B+

ミステリフロンティアのシリーズは、とりあえず見つけたら読んでみることにしています。
ということで前評判も何も知らずに読んだ1作。コメディタッチのミステリ連作短編で面白かったです。
有能だけど奥さんに泣かされている黒川鈴木刑事がすばらしい。すばらしい頭の切れ具合と、ややいやみっぽい感じが「相棒」のあの人を思い出せます。いや、「相棒」のパロディをやっててなかなかよい出来だった去年の戦隊ものの人を思い出しました(わかりにくい)
大変ばかばかしく、それゆえに気分転換になるユーモアミステリ。とりあえず黒川さんかわいいです。

追記:わかりにくかったのと思い出したかったので調べてみました。
戦隊もので相棒パロディがあったのは08戦隊の「炎神戦隊ゴーオンジャー」で、GP-28の「相棒グンペイ」。ブラック担当のグンペイくんはもと警察のひと、ということで、そのころの「相棒」だった先輩と組んで敵に立ち向かう回でした。本家「相棒」にはあまり詳しくない自分でしたが、えらくよくできたパロディ回だなあと思いましたです。グンペイくんはまっすぐ直情型なので、もちろん立ち居地は亀山くん。
で、この時右京さんの立ち居地にいた方が、上記の「黒川鈴木刑事」のイメージなんですよね。
やっぱりわかりにくい。ちなみに俳優さんは今井朋彦さんというそうです。細身なメガネさんで好みだったんですよね。この人なら奥さんにひどくされて(ぬかみそよりも、電球よりも。)めそめそしている、でも頭が良い、というイメージにぴったり。(ひどい)