「心霊探偵八雲」 神永学 C+

一冊目。短編三作。1つめと2つめがドラマで扱っていたのとほぼ同じだった。ドラマの最終話前と、最終話でした。

さくさくさくっと読める文章。「赤い左目を持つ青年、八雲が、本人の意向ではないのに心霊的な事件に巻き込まれ、それを解決するお話」であってますでしょうか。謎解き要素のあるホラー。そして赤い左目には、死んだ者が見えるのです。

非常に懐かしい感じのする世界でした。ホラーがわりとはやっていた頃、少女漫画雑誌にホラー傾向の強いのがたくさんあった頃・・のような。

ドラマは11話ぐらいあった、と思います。で、一回完結ではなくて、一つのお話を2〜4回でやる、みたいな感じでした。で、その最後の2ブロックが、この一作目と二作目だったです。

読みながらドラマの世界を思い出していましたが、後藤さんが太ってない意外は、結構そのままで違和感ないなー、と。懐かしくテレビの映像を思い出す。主人公さんの棒読みも今はむしろ懐かしい・・。

それにつけても気になる、テレビ版のラストシーン。両目の赤い男と、その足元に横たわる人々・・あれの意味はなんなんですかー。



タイムアウトで読めなかったもの
ブーの国 明川哲也
すすめられたもの
死日記、レディ・ゴー