「7人のおば」 パット・マガー C+


古典ミステリの名作。題名と作者名は随分前にしっていたように思います。ブックオフの100円にあったので買ってきました。

面白かったけど、疲れたー。ウォルターズ2連戦の後に読んだのは間違いなく失敗。これもどろどろ人間関係な話でした・・。
舞台は大戦のころ、アメリカ。から、新婚さんでイギリスに越してきていたサリーは、友人からのあわてた手紙を読んで卒倒しそうになります。

「あなたのおばさまが、おじさまを毒殺なさったんですって」

どの叔母が、どの叔父を?
なぜなら、彼女には、7人のおばがいたのです。
国際電話で聞きただすにはデリケートなことですから、次の日、新聞記事を見にいこう!といいつつも、サリーは気がかりで眠れません。夫のピーターは彼女の話を聞いて、「いったいどの叔母が?」を推理するのですが・・。


というお話。
「どの叔母が殺す可能性もあるの。」とサリーを悩ませるほど、この家はごちゃごちゃしていたのでした。そのごちゃごちゃ感は、昼ドラ的な感じ。といいましょうか。それぞれの叔母たちの恋愛や生き方にドラマがあるんですが、そのドラマ感が非常〜になんというか、嫌な女性的なもので、読んでいるうちにすっかり結婚する気がうせる感じ(サリーとピーターのラブラブカップルでやや掬われますが)

読みながら、映画「8人の女たち」を思い出しました。あの映画が好きだった!というひとにはとてもおすすめ。あと、明治時代の日本とかに焼き直して、昼ドラにいかがでしょうかー。