「盗作」 梓河人飯田譲治 上下巻


飯田譲治氏の小説は結構好きー。アナザヘヴンとか、アナンとか。
今回のこの作品は、「アナン」がすきだったひとにおすすめです。奇跡を信じている感じ、芸術というはかりがたいけれど大きなものに対する尊敬の念と愛、それが大きければ大きいほど、巻き込まれる痛さもあるけれど、得る力も多い感じ。
題材がそのものずばり、「盗作」なので、前半は結構心臓が痛いです。でも、面白かったなー。

超常現象に理解や興味があるひと、人間というものがいとしい人向けです。