2006-05-10 ■ book 「月の扉」 石持浅海 B- 「その夜、月の扉が開く、そのために」これこそまさに西澤保彦が好きな人に薦めてみたい感じ。もちろん、ちゃんとそれぞれ違う世界をお持ちなんですけど。薦めるとしたら。「美しい謎」というキャプションがついてたけど、「水の迷宮」とセットで、この二つはたしかにそういう感じかも。「世界を生きていくには、汚れを呑み込む耐性と、残酷さが必要。」 というのがこの方の人間観なのかなー、とか思いました。