神はサイコロを振らない」 第1話、第2話


とても評判が良いので見てみることにした。そして面白くてびっくりした。

10年前に原因不明で消息をたった飛行機が、時を飛び越えて戻ってきた。
けれども、彼らに残された時間はたったの十日。
あと十日で彼らは再び消えてしまう。


というあらすじに、くらーいものを想像した人は多いと思うのだけれど。それを良い意味で裏切ってくれる演出具合。私はああいうタッチはとても好き。何よりヤス子@小林聡美がすごく素敵だ。尾美としのりがいて転校生コンビだ(いろんなひとが言っていそう)。木内@山本太郎は「氷壁」の方が正統派っぽい格好よさがあるはずなんだけど、「神は〜」ので見る方がだんぜん格好良い。第1話で「……はらへった」といわれたときは思わず惚れそうになったよ。(冒頭のヤス子の妄想が可愛すぎたせいもあるけれど)「氷壁」といえば武田真治がこっちにもいて、その関係性の違いのギャップがとてもかわいらしい。あと、キャストですごいなと思ったのは、お笑いをかつてめざしてた八百屋さん(柚子)@市川実和子のだんながラーメンズなこと。いいセンスだ。

とにかく、「60年経ったと思って振り向いて」っていうヤス子がかわいくて。それによしよし、ってしてる木内が格好よくて。いい場面だあなと思いました。


でもラストは感動があったとしても悲しいのかなあ。原作は封印の方向で見ようと思います。