飢餓海峡」 上下巻 水上勉 A+


昭和二十年〜三十年代のお話。なのだけど、めっちゃくちゃ面白かった。ほんと面白かった。ラストがやや不満だけど、でもそれでもすごくおすすめしたい。「理由」の日テレバージョンを見て、そういう類のものがどーっと読みたくなった気分にぴったりでした。宮部みゆきさんの「火車」とか「理由」とか、そういう小説が好きな人は是非読むべし。


それにしても、「理由」の加瀬亮はぴったりでした。ほんとぴったりだったと思う。