「闇の現」 矢野絢子


なんかすごい。なんか。なんとなく。なにかがとんでもない。
と思いながら一曲リピート。三曲入りのシングルの真ん中の、タイアップされてないこの曲だけがすき。「てろてろ」も「ニーナ」も、とりあたって今の私には必要ない感じ。
表題曲もタイアップ曲も好きじゃない場合、そういうひとを好きになると「ああもっとあんな感じの歌を!」と逆に苦しかったりするから買うのを一瞬ためらいそうになったんだけど、でもあまりの勢いに敬意を表して買うことにした。この一曲はほんとにすごい。なんだろう。
シーナリンゴ・コジママユミ系統といわれていたけど、もっと「フォークソング」な感じ。恥ずかしくなるような土の匂い系のあたたかさがある感じ。どーしてかシアターブルックのおにーさんを思い出した。で、相似形は倉橋ヨエコだと思います。他人を必要としていないヨエコさん。
そして買って帰って、ベースが等さんであることと、プロデュースが門倉聡さんであることにわー、と思ったのだった。門倉さん大好き。もう、大好き大好き。

公式HPの試聴では全部聞けない。私が好きなのはそのあとのフレーズなんだが。タワレコとかでプッシュされてるので、近くにあるひとはこの曲だけ試聴してみてもらいたいなー。やみのうつつ、ゆめのうつしえ。
『みたいものだけみればいい そのかわりめをはなすな。』