「透明人間の蒸気」 B

休日出勤にも負けずに見に行ってみた。
ものすごく良い席で見れた。(ありがとうありがとう)
以下ひとことで感想をいうと、(ネタバレ伏字)



「ものすごい純愛
そして
ロミオとジュリエット」


終わったあと、戯曲を読みに行ったら今回は無かった最後の台詞にロミジュリ、というのがあって
ああやっぱりそうなんだよね、と思った。
純愛は、愛や恋にちかくて愛や恋とは違うんだ。
銀だらがたらじゃないみたいに。
あれは、恋や愛よりもっと前のものなんだ。
そう思ったら、いつでも「馬鹿だなあ」としか思えないロミオもジュリエットもかわいい気がした。
それが純愛というやつなのか。


あの青いシルエットだけがうつる真っ暗な視界を思って、
やっぱりすごい純愛だ。
と思ったらそれだけで泣けて、
舞台や背景やそのほかの登場人物やながれや台詞がどうでもよくなって、
ぽっかりそれだけが見えて、
それってどうなんだろう、と思いつつ、
それをもらえたから見れてよかったや、と思った。


私はなんどでもくりかえし阿部サダヲに恋をする。