「死神の精度」伊坂幸太郎 B

死神の精度

死神の精度

このひとの文章は面白い。綺麗でぴかぴかしてでも舌触りは滑らかで、なんとなくつるんとしている。
そして死の匂いがする。
新作がどんなものになるのか、本当に読みたいと思う。書いてくれるならば。

カテゴリが純文学とかエンタメとかミステリとか、枠に入れるの面倒くさくなるような。どうでもいいじゃないかそんなの、というような。

この作品はあんまり惹かれていなかったんだけど、読んだらやっぱり面白かったよ。ヤクザさんのが可愛くて、すごく切なかったな。映画だけじゃなく舞台にもなってるのね。ヤマシタトモコの描く世界を思い出したな、なぜか。

映画やってたら見てみようと思った。