「魔法使いの弟子たち」 井上夢人 前半B+ 後半C−
- 作者: 井上夢人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/02
- メディア: 単行本
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後半の失速具合がもったいない。
まず、タイトルは大変ちぐはぐな印象。とあるウィルスをさして、あるいはその宿主の根源をさしての「魔法使い」なのかもしれませんが、イメージから抱くディズニーな感じやファンタジーな感じはありません。
舞台は山梨、とある病院から致死ウィルスの集団感染が起こり、その取材に訪れたライターが主人公です。
で、そのバイオハザードな世界に巻き込まれて、「とある能力」を身につけてしまい、その結果世間を騒がせる事件が起こり・・というお話。
最初思い出したのは篠田節子の「夏の災厄」で、後半は最近みてたドラマ「SPEC」思い出しちゃいましたよ。無碍に超能力なんだもーん。
面白かっただけに、最後の失速がやっぱり残念。