2008-09-12 「ラットマン」 道尾秀介 B book 騙し絵。果物に見えたり女性に見えたりする絵。 ひとの目が判断するときそれは周りの情報に左右される。 獣の絵と一緒なら鼠に。 人の絵と一緒なら男に。そして、一度「鼠」と認識された絵は「男」に見えることはない。 っていう、「真実は何だったの?」なお話。後味悪い系の道尾さんでした。 <脳内リンク> ・非常に暗い後味といえば →「向日葵の咲かない夏」道尾秀介 ・真実は何、といえば →「薮の中」芥川龍之介