「ラットマン」 道尾秀介 B

騙し絵。果物に見えたり女性に見えたりする絵。
ひとの目が判断するときそれは周りの情報に左右される。
獣の絵と一緒なら鼠に。
人の絵と一緒なら男に。

そして、一度「鼠」と認識された絵は「男」に見えることはない。


っていう、「真実は何だったの?」なお話。後味悪い系の道尾さんでした。
<脳内リンク>
・非常に暗い後味といえば
→「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
・真実は何、といえば
→「薮の中」芥川龍之介