「風が強く吹いている」 三浦しをん S

あまりに面白くてびっくりした。

かつて「月魚」を読んで、非常にがっかりした記憶があるんだけれど。こんなに面白い作品もかくんだ!!と思った。スポーツものは実は苦手なのだけれども、読んでいて本当に面白く読み終わるのがもったいなかった。
駅伝がすきでもすきじゃなくても、きっと面白い。
この爽快感の感じ、目標があって達成する感じで、かかわる人間の色あいが違う感じを私は確かにしっているはずなんだけれども、なんだっけなあ・・。
大変によいドラマでした。うっとり。今のところ今年いちばん。


<脳内リンク>
・最近話題の「走る」作品といえば。けれどこちらはジュブナイルすぎて私にはダメでした。
→「一瞬の風になれ」佐藤多佳子
・走る人間の苦悩という意味では。でも私この作品は読んでいて辛かった暗かった。
→「RUN!RUN!RUN!」桂望実