一つの訃報に、
驚いて、悲しくて、
悲しくて、祈る。
どうか安らかでありますように。
何のゆかりもないけれど、ただ祈る。
どんな感謝のことばも伝わらない。
それには何の意味もない?
あるかもしれない。ないかもしれない。
自分には最後まではかれない。
それでもいい。それでも、いい。
安らかでありますように。
それから、何の記録に残さなくても、
私の記憶に残るその音を、私の最後の最後まで。