びっくり館の殺人」 綾辻行人 C-

館の新作はなんと講談社ミステリーランドから!2000円とやや高めですが、ボリュームは少なくないと思います。かつ、ちゃんと館シリーズだ!と思ってわくわくしていたんですが……えーと以下ネタバレになると嫌なので以下伏字で。

悪くはないです、「迷路館」作者らしき人の影も素敵です。ただ、これはミステリーというより、「囁き」系とかな気がするのでした……。

あと、「りりかちゃん」いわれると、コシミハルさんが頭に浮かびます。「もしもし、あたし、リリカちゃん」……あの曲って、あやつじさんとかたけもとさんが好きそうな世界ではなかろうか。関連あるんだろうか。
そうだ、「綾辻さん世界」のなかでも「竹本健治的世界」に寄り添っている部分のように思いました。「閉じ箱」の世界。

ちなみに”館”は
「時計」>「十角」>「迷路」>>>>「黒猫」>「水車」>「人形」>「暗黒」派です。