『神様がくれた指』 佐藤多佳子 A


何か新しい本を読みたくて、本屋で「何か呼べー、何か呼べー」と電波を発信していきあたりばったりでかった本。新潮文庫。これが面白かったー!読み終えるのがもったいなくて、まいにち少しずつ読みました。何が自分のツボにはいったのかまたゆっくり考えてみたいなー、と思うのですが。出所したばかりのスリと、もと司法試験をめざしてた占い師が中心になるお話。なんだか、ひどくあたたかい。
よみはじめてから、「黄色い目の魚のひとか!」ととても驚く。あの話はどうしても読めなかったのになあ。ほんとにこの本は面白かった。100円シンガー極楽天使以来の、いきあたりばったりの幸福な本。