2004-08-07 ■ book 「ホテルカクタス」 江國香織 B+ このお話は結構好きだった。あまり好きじゃなくなってからの作品だったので、文庫化されて始めて読みました。帽子と、きゅうりと、数字の3。でもだれひとりとして愛したくなったり、感情移入したりしないあたりに、江國さんとの距離を感じるのでした。 (読者とは本来勝手なものなのだ!)ラストシーンはかなり好き。そして、挿絵がすばらしくすばらしくすばらしく!美しかったです。いわゆる「おとなの童話」系。あ、癒されるほうの意味で。と距離をおいていってみる。