「追憶のかけら」 貫井徳郎 C


ななななんなんだこの腑抜けた主人公は!
とぶるぶるしつつ、
「君は本当に会うたび馬鹿になるな。」
という妻の父、
「本当、君は馬鹿だね。」
という昼行灯(とお前が言うな!)な友人、
の二人にひたすらどきどきした本でした。(変な読み方)


どんでんがえし具合はさすがだなー、と思うんだけどさー、とにかくこの主人公がさー、ぶつぶつぶつぶつ……。
昼行灯な友人さんとおにぎりを食べたいなあ。


国文学的な発表の意味なんか考えながら、「新しく発見された、自殺した小説家の手記」を読むっていうとこは面白かったです。